ロータリーのはじめの4人

はじめの4人
左から、ガスターバス E. ローア、シルベスター・シール、
ハイラム E. ショーレー、 ポール P. ハリス

ロータリークラブの誕生

 1905年2月23日の晩、米国イリノイ州シカゴ・デアボーン街にあるユニティ・ビルの711号室に4人の男性が集まりました。
 その4人とは、弁護士のポールP.ハリス、石炭商のシルベスター・シール、鉱山技師のガスターバス・E・ローア、洋服商のハイラム・ショーレーです。 4人は、ポール・ハリスがあたためてきたアイデアについて語り合いました。
 彼らはお互いの事業あるいは職業上の結び付きを通じて、友好的交友関係を築くことができるはずであり、またそうするべきであると意見を交わしました。 仕事の上での関係が、友情の妨げとなることはない、ポールはそう考えていました。
 職業を通じて結ばれた関係は、個人的な友情に発展させることができるし、またそうすべきであることを4人は深く認識し合いました。 そして、さらに話し合いを続けた結果、このような交友関係を育むためには、何らかのクラブをつくることが一番良いという結論に達したのです。
 この晩に開かれた会合が、実質的にロータリークラブにおける世界最初の会合と言えます。 こうして、世界で最初のロータリークラブ・シカゴロータリークラブが発足しました。 ちなみにロータリーという名称は、集会を各自の事務所を持ち回りで順番に開くことから名付けられました。
 その後、志を同じくするクラブが次々と各地に生まれ、国境を超え、今では200以上の国と地域に広がり、会員総数120万人、クラブ数35,000以上に達しています。 そして、これら世界中のクラブの連合体を国際ロータリーと称します。
 このように歴史的に見ても、ロータリーとは職業倫理を重んずる実業人、専門職業人の集まりなのです。 その組織が地球の隅々にまで拡大するにつれてロータリーは世界に眼を開いて、幅広い奉仕活動を求められるようになり、現在は多方面にわたって多大の貢献をしています。

日本におけるロータリー誕生の経緯

 わが国最初のロータリークラブは、1920(大正9)年10月20日に創立された東京ロータリークラブで、 翌1921年4月1日、世界で855番目のクラブとして国際ロータリーに加盟が承認されました。
 日本でのロータリークラブ設立については、ポール・ハリスの片腕としてロータリーの組織をつくり、 海外拡大に情熱的に取り組んだ初代事務総長チェスリー・ペリーと、創立の準備に奔走した米山梅吉、福島喜三次などの先達の功によります。
 その後、日本のロータリーは、第2次世界大戦の影響を被り、1940年に国際ロータリーから脱退します。 戦後1949年3月になって再び復帰加盟しますが、この時、復帰に尽力してくれたのが国際ロータリーの第3代事務総長ジョージ・ミーンズでした。
その後の日本におけるロータリーの拡大発展は目覚ましく、今や国際ロータリーにおける日本の地位は不動のものになりました。

ロータリーの目的

ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。

  • 第1  知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。
  • 第2  職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
  • 第3  ロータリアン一人一人が、個人として、また事業および社会生活において、日々、奉仕の理念を実践すること。 
  • 第4  奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、親善、平和を推進すること。

4つのテスト

言行は、これに照らしてから

  1. 真実かどうか
  2. みんなに公平か
  3. 好意と友情を深めるか
  4. みんなのためになるかどうか

1932年、ロータリアンのハーバート J. テイラーが4項目からなる簡明な倫理指針を考案しました。 この指針は、窮地にあった彼の会社を救うのに役立ちました。この指針が表現していた内容や信条は、ほかの多くの人たちに対しても倫理的羅針盤を提供することになりました。
やがて、国際ロータリーによって採用され、広く知れ渡ることになったこの四つのテストは、今日ではロータリーの基本理念の一つとなっています。

奉仕部門

私たちは、クラブ活動の土台となる5つの奉仕部門を通じて、地域社会や海外での奉仕に力を注いでいます。

  • クラブ奉仕は、会員同士の関係をはぐくみ、積極的な会員増強計画を実行して、活気あるクラブづくりを行うことです。
  • 職業奉仕は、すべてのロータリアンが倫理と高潔さをもって仕事にあたり、職業の知識やスキルを社会のニーズ解決のために進んで役立てることです。詳しくは、「職業奉仕入門」と「行動規範」をご参照ください。
  • 社会奉仕は、すべてのロータリアンが、地域の人びとの暮らしを豊かにし、より良い社会づくりに貢献することです。
  • 国際奉仕は、国際的なプロジェクトでボランティアをしたり、海外のパートナーとの協同活動を通じて、平和と相互理解を推進することです。
  • 青少年奉仕は、ローターアクト、インターアクト、ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA)、ロータリー青少年交換などを通じて、青少年や若い世代の社会人がリーダーシップ能力を伸ばせるよう支援することです。

重点分野

地元地域や世界のために、持ちうるリソースを最大限に生かしたい。そう願うロータリーは、これまでの長年の経験から、もっとも大きく、持続可能なインパクトをもたらすことをめざして活動しています。

  1. 平和の推進
  2. 疾病との闘い
  3. きれいな水の提供
  4. 母子の健康
  5. 教育の支援
  6. 地元経済の成長
  7. 環境の保護

国際ロータリー世界本部:ワン・ロータリー・センター
(米国イリノイ州エバンストン)

OneRotaryCenter

  ONE ROTARY CENTER ツアー

ロータリーの歴史

ロータリーの2つの公式標語

“SERVICE ABOVE SELF”

ベン・コリンズ

“ONE PROFITS MOST WHO SERVES BEST”

アーサー・フレデリック・シェルドン

1928RotaryBadge

ロータリーの標語が承認された1928年ロータリー国際大会で参加者が着用したバッジ


ロータリーのしくみ

 ロータリーは、クラブ、国際ロータリー、ロータリー財団の3本の柱で支えられています。これらが一体となって、世界中の地域社会に永続的な変化を生み出しています。